建物の壁、天井等に発生している漏水箇所に対して、 実際の漏水箇所からHFC134aガスを封入し、 漏水の通路となる微細なひび割れや隙間に侵入させることにより、 漏水(雨水等)の進入と逆の経路をたどらせ、 専用のガス検知器によりガスの出口を確認して水の浸入位置を調査する。
HFC134ガス封入状況
HFC134ガス封入状況
ガス検知器による検知状況
調査対象箇所よりシーリング材を50cm程度の長さで2~3箇所採取し、 JIS K6301(加硫ゴム物性試験方法)により引張力や伸び率を測定する。
ダンベル物性試験状況
建物の躯体内における配管および配線等の有無や位置を、X線装置により撮影し確認する。
X線による躯体内部調査状況
分析試験の内、基材の引張強さ、アスファルトの針入度、 軟化点の結果をもとに防水層の劣化度について判定を行う。
アスファルト防水(表面状況)
アスファルト防水(裏面状況)
煙突内部にある耐火レンガの状況を、赤外線装置(Neo ThermoTVS700)により撮影し、 構造モデルによる熱計算結果と比較して損傷の有無や程度を確認する。
煙突の可視像
煙突表面の熱画像
浮き箇所の解析結果